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オーケストラのミックスで永遠に輝くアレサ・フランクリンのミラクル・ヴォイス


アレサ・フランクリンの永遠の名曲が、オーケストラによって2017年に華麗に蘇ります。

海外で11月10日、日本でじゃワーナー・ミュージックから11月15日に発売。

ヴォーカル・トラックとオーケストラとの新たなアレンジとリズムを組み合わせたら・・・・・・。

そんなアイデアを実現したのは、過去の作品を大事にしたコンピレーションアルバムでは特に定評のあるライノ・レコード。アトランティックとは長年素晴らしい仕事をしてきました。

今回、使われたヴォーカル・テイクはいずれもアトランティック時代のオリジナル・トラック。ロンドンを拠点とするロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団の録音は、アビーロード・スタジオで行われ、リズム隊とコーラスも撮り直されました。 新たに編成されたゴスペル・クワイアはパティ・オースティンが指揮をとり、ロスで録音されています。

アレンジしただけでは・・・・・・と思う人もいるかもしれませんが、宝石を磨き上げたような感銘があります。スケールの大きなストリングスが加わったことで、アレサの声は華やかなヴェールをまとったよう。 彼女の声の懐の深さ、愛らしさ、たくましさ、繊細さが光のあて方で様々に輝きを帯びています。

「アレサがクィーン・オブ・ソウルと言われるゆえんはローラーコースターに乗っているような気分にさせてくれる変幻自在の超えにあるんだ。その歌声を今回オーケストラとミックスしたことは大変光栄で、スリルたっぷりの作品だった」

とは、プロデューサーの一人、ニック・パトリック。

バランスのとれた選曲からは、普遍性を持つ楽曲の魅力も存分に感じられます。

バート・バカラックやスティーヴィー・ワンダーの作品はストリングスとの相性も抜群。

アレサの妹CAROLYNが書いた“Angel”や、エルトン・ジョンによるゴスペル“Border Song (Holy Moses)”といった、(ヒットはしたものの)普段話題になることの少ないナンバーの良さを、改めて感じる人も多いでしょう。

まさにBrand New Me。21世紀のアレサ・フランクリンがそこにいます。

リズム隊が撮り直されたことによって、あの跳ね返るようなソウル・ビートは薄れています。そのことを残念に思う人もいるでしょう。しかし、別の見方をすれば、アトランティックが何かを知らなくても、ソウル・ミュージックに詳しくなくたって、チャーミングなアレサの歌は届く。時代を超える“ミラクル・ヴォイス”なのです。

このアルバムによってさらに広く、長く、アレサの魅力は語り継がれることになるはずです。

ますますこれで最後と言われる新作が待ち遠しくなりました。

●『ブラン・ニュー・ミー:アレサ・フランクリン A Brand New Me:Aretha Franklin & The Royal Philharmonic Orchestra 』

(ワーナー・ミュージック・ジャパン WPCR-17925)  \2,200+税

1. Think 2. Don't Play That Song (You Lied) 3. I Say A Little Prayer 4. Until You Come Back To Me (That's What I'm Gonna Do) 5. A Brand New Me 6. A Natural Woman (You Make Me Feel Like) 7. Angel 8. Border Song (Holy Moses)

9. Let It Be 10. People Get Ready

11. Oh Me Oh My (I'm A Fool For You Baby) 12. You're All I Need To Get By 13. Son Of A Preacher Man 14. Respect

☆トレイラー

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