James Brown 最高の魂を持つ男 5月30日 いよいよ公開!

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ブルース、R&B、ロックンロール、ソウル・ミュージック。

時代と共に、ブラック・ミュージックの豊潤な魅力の中からぶくぶくと生まれてきたのがジェームス・ブラウンなのだ。 そういう意味で、ジェームス・ブラウンはブラック・ミュージックそのものだ。と同時に戦後アフリカン・アメリカンの歴史そのものでもある。

ストーリーは、極貧で愛情に飢えていた子ども時代をフラッシュバックさせながら展開していく。 いいことなんて、ほとんどない。 でも生きていく。 信じては裏切られ、裏切ってはののしられ。 それでもスポットライトを浴びれば120%手抜きはない。 そしてそれがまた軋轢を生む。

ビジネスマンとしての才覚は 現代でも十分通用すると感じる。

中でもキング牧師にからむエピソードでは胸が熱くなる。 そして見逃せないのが、ファンクの答が明らかになる見逃せないシーン。 パートなんて関係ない。J.B.のバンドじゃ、全員が「タイコ」なのだ。

常識なんてくそくらえ!である。

中庸からは新しいものなんて生まれない。 J.B.の肉体は失われても、魂は鼓動を打ち続ける。 一般の常識からすれば “いい人”ではなかったかもしれないが、 最高の魂を持つ男、それがジェームス・ブラウンだ。 子ども時代からを駆け足で紹介するので マントの秘密が語られなかったり、マネージャー(ダン・エイクロイド)との関係が

踏み込めていなかったり、あるいはバンド・メンバーにあの人がいない、この人が等々 物足りない部分は多い。 だがその一方で、リトル・リチャードのくだりや

キング・レコードの壁に貼られたワイノニー・ハリスのポスター、 母親が楽屋を訪ねて来るシーンで出るリトル・ウィリー・ジョンの名前などは ブラック・ミュージック・ファンならにやっとするだろう。 139分はあっという間。

そして139分後には、誰もが少なからずJ.B.ファンクに人生を照らされている。