金田DELTA正人インタビュー 「肩肘張らなくなりました!」


先ごろ、DELTA BEATとしてアルバムをリリースした金田DELTA正人。 饒舌なほうではないが、その一言一言から以前よりずっと自信に満ちている様子が伝わってくる。 ライブは週末が中心となるようだが、アルバムをきっかけにますます精力的に活動してくれそうだ。 アルバムの内容は、こちらの記事これは匂う!臭う! デルタビート 初CDをご覧ください。 ――歌い始めたきっかけは?

金田 中学生の時、サン・ハウスやビッグ・ジョー・ウィリアムズを聴いて、この人たちのようなブルースマンになりたいと思ったからです。

――それは早熟ですね! 秋田出身とのことですが、東京で活動を始めたのはいつごろですか。

金田 1995年、高校を卒業して上京した年です。

――ちょうど20年ですね。この間にアルバムをリリースしなかった理由は?

金田 単純に、自分が行動的でなかったからです。お客さんからCDはありませんか?と常々求められていたこともあり、今回やっと私の個人プロデュースで作ることを決心しました。そして作るならDELTA BEATで、と思ってました。

――ドラマーのわたなべさとしさんと組んだDELTA BEAT結成のきっかけを教えてください。

金田 15年程前、ミシシッピのFat Possumレーベルからジュニア・キンブロウやR.L.バーンサイドなどのアルバムが出た頃、自分も似たブルースを演っていると感じていました。その頃、とあるブルースバーで、たまたま隣にいたわたなべさんとそういう話をになり、一緒に演りませんかと誘ったのが始まりです。

――ドラムとギターのデュオは日本では珍しいかもしれませんが、確かにファットポッサムにはT-モデル・フォードのギターとドラムのスパムのコンビとか、トロンボーン+ドラム+ギターと言った編成もあって新鮮でしたね。ドラムと演奏することでの違いはどこにありますか。

金田 ドラムが入る事によって、ベースレスで不完全な調和がビートを際立たせていると思います。ソロで演奏するときは、逆に完成された調和になっていると思います。わたなべさんのプレイはイナたく重いし。この人のドラムだからこそDELTA BEATのサウンドになっているんだと思います。

――以前ライブを拝見したときより、解放された感じを受けたのですが、何か自分の中で変化を感じますか?

金田 肩肘張らなくなったと思ってます。DELTA BEATを結成する前、とあるバンドに在籍していた時、リーダーから「間違ってもいいから思い切り演れ」と言われて、何かがはじけた気がします。

――それまでは間違えないことを一番に心がけていた?

金田 そうですね。間違うことを恐れていたのだと思います。

――なるほど。それでは良いタイミングでのアルバムになりますね。今回は埼玉県の所沢市小手指(こてさし)にある「たらまガレージ」の録音です。一度お邪魔しましたが、独特な雰囲気がある場所ですよね。 金田 良い意味でミシシッピにある雑多なジュークジョイントのようなイメージがある場所です。録音を担当してくださった樽谷慎二さんからは、去年、新橋のAratetsu Underground Loungeに「ファーマーズ・へヴン」というライブを観に行った時に声をかけてもらいました。樽谷さんはギタリストでもあり、そのイベントの出演者だったんです。

――日ごろ「ブルースはダンスミュージックだ」と常々おっしゃっていますが、そのあたりは表現できましたか。

金田 表現できたと思ってます! 全曲、泥臭く仕上がってますし、できあがった音が古い音源のように聞こえるところも気に入ってます。これは録音を担当してくださった樽谷さんの手腕です。

――今回は収録されていませんが、秋田弁で歌うナンバーもすごく自然でいいですよね。

金田 ライブではほぼ毎回歌ってます。次回アルバムを作るとしたら、全曲それでいきたいです。普段は針灸師として働いているんですが、仕事の中から日本語の歌詞のネタを見つけることもあります。

――おぉ、楽しみです! 最後に今後の野望を教えてください!

金田 とにかくいろんな所で、いろんな人に楽しくライブを観てもらいたい。これに尽きます! ◆今後のライブの予定 ●7/11(土)阿佐ヶ谷 ソウル玉

open 19:00start 20:00  charge ¥1500 ●7/19(土)新橋 ALATETU UNDERGROUND LOUNGE 『秋田祭り』 DELTA BEAT/三浦雅也(夜のストレンジャーズ) open 18:00start 19:00 charge ¥2000+drink ●7/25(土)湘南台 中華三番 open 18:00start 19:30 charge 投げ銭+飲食代 ●8/2(日)八王子 BUTCHER

Live Time 19:00~21:30 ●8/22(土)国府津 卓 ●8/23(日)中野 BRIGHT BROWN